就労・介護
就労・介護について
病気のあとに考える「働くこと・暮らすこと」
脳卒中や心臓病の発症後は、身体機能や認知機能の変化、通院や服薬の継続などにより、働き方や暮らし方を見直す必要があります。「働くこと」は収入の確保だけでなく、社会とのつながりや生きがいにもつながります。一方で、無理をせず、自分の体調や生活環境に合った選択をすることが大切です。
就労に向けた支援と制度
病気後の就労支援には、以下の制度や機関が活用できます。
当センターからのご案内もできます。
| 障害者手帳・障害者雇用制度 | 合理的配慮を受けながら働ける環境を整備。 |
|---|---|
| ハローワークの専門窓口 (就職支援ナビゲーター) |
病気や障害に配慮した職探しを支援。 |
| 地域障害者職業センター | 職場適応訓練や職業評価を実施。 |
| 就労移行支援事業所 | リハビリ的な支援を受けながら就労を目指す。 |
職場復帰のステップ
職場復帰は段階的に進めることが望ましいです。
1. 主治医と相談
主治医と相談し、復職可能か判断
2. 職場と面談
職場と面談し、業務内容や勤務時間の調整
3. 試験的復職
試験的復職(短時間勤務や軽作業)
4. 定期的な体調確認と職場との連携
定期的な体調確認と職場との連携 復職支援には産業医や保健師の関与も重要です。高次脳機能障害などがある場合は、職場環境の工夫が必要です。
介護が必要になった時に利用できる制度
介護は身体的・精神的・経済的な負担が大きくなりがちです。家族だけで抱え込まず、以下の支援を活用しましょう。
| ケアマネジャーとの連携 | 介護計画の作成と調整 |
|---|---|
| 家族会やピアサポート | 同じ立場の人との交流 |
| 福祉用具や住宅改修の助成制度 | 介護負担の軽減 |
| 介護休業制度・介護休暇制度 | 働きながら介護を続けるための支援 |
就労・介護に関するよくある質問
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病気のあとでも働けますか?
はい。体調や後遺症に応じて、働き方を調整すれば可能です。支援制度や職場の理解を得ることが大切です。
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障害者手帳はどうすれば取得できますか?
主治医の診断書をもとに、市町村の窓口で申請します。取得により就労支援や福祉サービスが受けられます。
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職場復帰はどのように進めればいいですか?
医師と相談し、職場と段階的に調整します。短時間勤務や業務内容の変更など、無理のない復帰が望まれます。